2025年08月12日 心の健康・認知症予防 NEW
「ありがとう」が生む心の健康

~毎日の小さな感謝がもたらす、こころのゆとり~
こんにちは。京都〈ゆうゆうの里〉スタッフです。
いつもブログを読んでくださって、ありがとうございます。
暦の上では秋を迎えたとはいえ、まだまだ厳しい暑さが続いております。まもなくお盆を迎えるこの時期、皆さまいかがお過ごしでしょうか。ご家族やご先祖さまを想うこの時期、心がどこか穏やかになるのを感じます。
今回は、そんなお盆の時期にもぴったりのテーマ――
「ありがとう」がもたらす心の健康について、ご紹介したいと思います。
1.「ありがとう」が持つ力とは?
私たちは日々、さまざまな人との関わりの中で生活しています。そんな中で交わされる「ありがとう」という言葉は、単なるあいさつ以上の力を持っています。心理学では「感謝」は、ポジティブな感情の中でもとくに幸福感や満足感と深く結びついているとされています。相手への敬意や思いやりを言葉にすることで、人間関係も円滑になり、自分自身の気持ちも明るくなるのです。
2.感謝の言葉が脳に与える影響
最新の脳科学の研究によれば、「ありがとう」と感謝の気持ちを表すことで、脳内には「セロトニン」や「オキシトシン」といった、心を安定させるホルモンが分泌されることが分かっています。これにより、不安やストレスが軽減され、睡眠の質が向上したり、血圧が安定したりといった効果も期待できるといわれています。毎日の中で、小さな「ありがとう」を大切にすることが、心と体の健康に繋がっているのですね。
3.〈京都ゆうゆうの里〉で感じる“ありがとう”
私たち〈京都ゆうゆうの里〉でも、「ありがとう」は日々飛び交っています。ご入居者とスタッフ、ご入居者同士、あるいはご家族とのやりとりの中で、自然と感謝の言葉が行き交うのです。たとえば、日々の暮らしのなかで交わされる、さりげない「ありがとう」。体調の確認やお声がけ、お手伝いや助け合いの際に、自然と感謝の言葉が行き交います。また、季節の花を一緒に眺めたり、何気ない世間話を交わしたりする中でも、笑顔とともに「ありがとう」がこぼれる場面があります。そうした一つひとつのやりとりが、施設全体をやさしく、あたたかな空気で包んでくれているように感じます。
4.感謝を日常に取り入れるヒント
感謝の気持ちを育てるには、無理なく自然な形で日常に取り入れることが大切です。おすすめは、1日の終わりに「ありがとう日記」をつけること。今日あったうれしい出来事や、誰かにしてもらってありがたかったことを3つほど書き出すだけでも、心が前向きになります。また、口に出して「ありがとう」と伝えることも、相手との絆を深める第一歩です。
5.まとめ:言葉一つで、心に温かさを
「ありがとう」は、相手の存在を大切に思う気持ちを表す魔法の言葉です。そしてその言葉は、自分の心も豊かにしてくれます。お盆のこの時期、ご先祖さまや身近な人々に「ありがとう」の気持ちを伝えることで、心がじんわりとあたたかくなる――そんな時間を、ぜひ皆さまもお過ごしください。これからまだまだ暑い日が続きますが、どうぞお身体に気をつけて、お元気にお過ごしください。