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2025年07月17日 季節・行事・暮らしの工夫 NEW

夏の熱中症予防:室内でもできる工夫とは?

こんにちは。〈京都ゆうゆうの里〉スタッフです。

梅雨が明け、本格的な夏の暑さがやってきましたね。今年も厳しい暑さが予想されており、私たちスタッフも日々、ご入居者の皆さまの健康管理に気を配っています。

特にこの時期、注意が必要なのが「熱中症」です。炎天下での外出はもちろん、実はご自宅や施設内といった“室内”でも油断は禁物なんです。

今回は、そんな「室内でできる熱中症予防の工夫」について、日常のちょっとした対策やポイントを交えながらご紹介したいと思います。どうぞ最後までご覧ください。

【1】高齢者が室内でも熱中症になる理由

「外に出なければ大丈夫」と思われがちですが、実は熱中症の発症場所として最も多いのが「室内」です。特に高齢者は体温調節機能が低下しており、暑さに気づきにくくなっています。また、エアコンの使用を遠慮する方も多く、知らぬ間に室温が上昇していることもあります。

【2】室内での熱中症リスクと症状

室内の熱中症は、ゆっくりと進行することが多く、「なんとなく体がだるい」「頭が重い」といった初期症状を見逃しがちです。進行すると、吐き気、めまい、意識障害といった深刻な症状につながることも。

室温が28℃を超えたら注意が必要です。湿度も高いと、体から汗が蒸発しにくくなり、体温が下がりにくくなります。

【3】室内でできる熱中症予防の基本対策

エアコンを適切に使用する:室温は25~28℃、湿度は50~60%を目安に設定しましょう。

こまめな水分補給:のどの渇きを感じる前に、1~2時間ごとにコップ1杯の水分を。

薄着と通気性の良い服装:吸汗・速乾性のある素材が快適です。

カーテンやブラインドで日差しを遮る:直射日光が室温を上げる原因になります。

扇風機の併用:エアコンの冷気を部屋全体に循環させるのに効果的です。

【4】簡単に取り入れられる涼しさの工夫

冷感グッズの活用:首元を冷やす冷却シートや保冷タオルは手軽で効果的。 

打ち水やグリーンカーテン:窓辺の植物が日差しを和らげ、見た目にも涼感を与えます。 

冷たい飲み物や氷菓子:無理のない範囲で楽しみながら涼をとるのもおすすめです。

 ・冷却マットやシーツ:就寝時の熱中症予防にも役立ちます。

【5】〈京都ゆうゆうの里での夏の取り組み

私たち〈京都ゆうゆうの里〉では、夏の暑さの中でも入居者の皆さまが安心して過ごせるよう、熱中症予防に力を入れています。

熱中症対策委員が中心となり、職員向けの動画研修を通じて、熱中症にならないよう継続的に取り組んでいます。スタッフ一人ひとりが日常の中で意識を高め、予防に努めることが重要だと考えています。

夏祭りや納涼イベントも、涼しい時間帯や冷房の効いた場所を選ぶなど、無理なく楽しめるように工夫しています。

今後も、入居者の皆さまが安全で快適に過ごせるよう、スタッフ一同、日々の工夫と取り組みを続けてまいります。

【6】まとめ

熱中症は、室内でも決して油断できない夏の大敵です。特に高齢者にとっては、小さな変化が大きな健康被害につながる可能性があります。

私たちスタッフも、日々の見守りと声かけを通して、安心・安全な夏の暮らしを支えていきたいと思います。どうか皆さまも、無理をせず、快適な環境でお過ごしください。