2025年07月29日 健康・運動(身体のケア) NEW
水分不足に注意!高齢者の脱水予防と飲み方の工夫

こんにちは。京都〈ゆうゆうの里〉スタッフです。
暑さが厳しい日が続いていますね。施設内でも、涼しい時間にお散歩されたり、こまめな水分補給を心がけるご入居者の姿が多く見られます。
この時期は、体の中の水分が思った以上に失われやすく、体調を崩しやすくなるため注意が必要です。特にご高齢の方は、日頃からの意識的な水分摂取が大切になります。
今回は、脱水を防ぐためのポイントや、水分を上手にとる工夫についてお伝えします。どうぞ最後までお読みください。
1. 高齢者が脱水になりやすい理由とは?
私たち、京都〈ゆうゆうの里〉スタッフが日々感じているのは、「高齢者ほど脱水に気をつけなければならない」ということです。年齢を重ねると、のどの渇きを感じにくくなり、水分を摂る機会が自然と減ってしまいます。また、腎機能の低下により体内の水分調節が難しくなりがちです。
さらに、持病の影響や服用している薬の利尿作用も、脱水を招く要因になります。暑さが厳しくなるこの時期、こまめな水分補給が欠かせません。
2. 脱水が引き起こす健康リスク
脱水が進むと、頭痛、めまい、倦怠感といった症状が現れます。重症になると、熱中症や意識障害、腎機能障害など命にかかわる危険も。
高齢者の場合、もともとの体力や免疫力が低下しているため、症状が急速に悪化することもあります。「なんとなく元気がないな」と感じた時は、まず水分を摂るよう心がけていただくことが大切です。
3. 1日に必要な水分量と摂取の目安
一般的に高齢者でも、1日あたり1.5~2リットルの水分摂取が望ましいとされています。ただし、一度に多く飲むのではなく、コップ1杯(150~200ml)ずつを、起床時・食事時・入浴前後・就寝前など、こまめに分けて摂るのがポイントです。
お茶や味噌汁、果物など食事からの水分もカウントできます。逆にカフェインやアルコールは利尿作用があるため、水分補給としては適していません。
4. 脱水予防に役立つ飲み方の工夫
飲み忘れを防ぐには、日常生活の中に「水分タイム」を組み込むのがおすすめです。たとえば、テレビのCM中にお茶を飲む、散歩後に麦茶を用意しておくなど。
水分をとるのが苦手な方には、ゼリー飲料やスポーツドリンク、冷やしたフルーツなども喜ばれます。特に京都〈ゆうゆうの里〉のように、自然散策を日課にされている方には、散策後の冷たい麦茶やスポーツドリンクがとても好評です。
5. 京都〈ゆうゆうの里〉での取り組み
私たち、京都〈ゆうゆうの里〉では、季節の変化に応じて水分補給の大切さを重視しております。毎日、施設で暑さ指数を計測し、午前中に館内放送で注意喚起を行っています。
特に要介護の方々に対しては、スタッフが日々のケアの中で声かけを行い、水分を摂るタイミングを意識できるようサポートしています。高齢になると、のどの渇きを感じにくくなるため、こまめな水分補給がとても大切です。
入居者の皆さまがそれぞれの生活スタイルの中で自然に水分を摂れ、過ごしやすい空間と丁寧な見守りを通じて、無理のない形で脱水予防に取り組めるよう心がけています。
これからもスタッフ一同、入居者の皆さまの健康と安全を第一に考え、小さな工夫と気づきを重ねながら、快適な暮らしのサポートに努めてまいります
6. まとめ
脱水症は、ほんの少しの油断が大きな健康トラブルにつながることがあります。特に高齢者は、のどの渇きを自覚しにくいため、周囲の見守りと声かけが大切です。
私たちスタッフも、日々のふれあいの中で水分補給の大切さを伝えながら、皆さまの健やかな生活を支えていきたいと思います。これからの暑い季節、皆さまもどうぞお気をつけてお過ごしください。