2025年10月27日 季節・行事・暮らしの工夫 NEW
文化の日に寄せて ~芸術の秋のひととき~
こんにちは。京都〈ゆうゆうの里〉スタッフです。
秋も少しづつ深まり、朝夕の空気が少しずつひんやりとしてまいりましたね。
木々の色づきとともに、ご入居者の皆さまの暮らしの中にも、穏やかな季節の移ろいを感じる毎日です。
11月3日の「文化の日」を迎えるにあたり、今回は“文化を楽しむ秋”をテーマに、京都〈ゆうゆうの里〉での様子をご紹介したいと思います。
芸術や創作を通して心が豊かになる時間。その1コマを少し覗いてみませんか?
1.文化の日とは
11月3日は「文化の日」。
「自由と平和を愛し、文化をすすめる日」として制定され、日本各地で芸術祭や文化行事が行われます。
この日をきっかけに、美術館を訪れたり、音楽を聴いたりと、“心を養う時間”を楽しむ方も多いのではないでしょうか。
京都〈ゆうゆうの里〉でも、文化の日を通して改めて「創る」「楽しむ」「語り合う」という、人とのつながりを大切にしています。
それぞれの人生で培ってこられた経験や感性が花開く――そんな季節がこの“文化の秋”です。
2.京都〈ゆうゆうの里〉で感じる“文化の秋”
11月に入ると、館内には自然と“文化の秋”の雰囲気が広がります。
今年も、11月12日から18日まで、京都〈ゆうゆうの里〉コミュニティホールにて作品展示を開催いたします。絵画、書道、俳句、写真、生け花、手芸品など、ご入居者のプロ顔負けの力作が所せましと並び、毎年そのクオリティの高さには驚かされます。
作品を眺めながら「この色合いがきれいですね」「昔こんな作品を作ったことがあるんですよ」といった会話があちこちで聞こえてきます。

あるスタッフはこんなことを話してくれました。
「皆さんの作品には、その方の人生の一部が映し出されています。思い出や気持ちが形になっているからこそ、見ている私たちも心が温かくなるんです。」
皆さまの想いが形になった作品の数々から、秋ならではのあたたかさが伝わってくるひととき。
創作を通じて笑顔が生まれ、語らいが生まれ、気づけば心までほぐれていく――。
そんな時間こそが、京都〈ゆうゆうの里〉の“文化の秋”です。
私たちスタッフも皆さまのそばで、作品づくりのお手伝いや展示の準備などをしながら、その喜びを共有させていただいています。
3.芸術活動やサークルのご紹介
京都〈ゆうゆうの里〉では、年間を通じてさまざまなクラブ活動が行われています。
中でも人気が高いのが、書道、水彩画、合唱などの各サークルです。
どの活動も、上手・下手よりも“楽しむこと”を大切にしています。
書道サークルでは、「筆を持つと心が落ち着く」と話される方が多く、静かな集中の時間が流れます。
そして、合唱クラブでは秋恒例の「ミニコンサート」に向けた練習が進行中。廊下に響く歌声に、思わず足を止める方もいらっしゃいます。
スタッフの一人はこう語ります。
「皆さんの笑顔を見ると、“文化って生きる力なんだな”と感じます。好きなことを続けることが、毎日の元気につながっているんですね。」
4. 日々の暮らしの中で育まれる“文化”
京都〈ゆうゆうの里〉の“文化”は、特別な行事の日だけではなく、日常の中にも息づいています。たとえば、食堂に生けられた季節の花、ラウンジに並ぶ手づくりの小物、図書室や読書コーナーで静かにページをめくる姿――。
どれもがその人らしい“暮らしの文化”そのものです。
敷地内の喫茶では、今月「喫茶スペシャルデー」が開催され、京都銘菓と急須で丁寧に淹れたお茶のセットをゆったりと楽しんでいただきました。
お茶の香りに包まれながら語らうひとときは、まさに日本の秋の“文化”を感じる時間。
「このお菓子、懐かしいわね」と思い出話に花が咲く場面もあり、穏やかな時間の流れの中に、季節を愛でる心が静かに息づいていました。
華やかな催しだけでなく、こうした日々の小さな楽しみの積み重ねこそが、“文化”を育んでいるのだと感じます。

5.まとめ ~心豊かに、これからも~
文化の日を迎えるたびに、私たちは改めて思います。
“文化”とは、芸術や伝統に触れることだけでなく、人とつながり、心を通わせ、暮らしを大切にすること。
京都〈ゆうゆうの里〉で過ごす毎日は、その小さな“文化”の積み重ねです。
これからも入居者の皆さまが、自分らしい形で「文化を楽しむ暮らし」を続けていけるよう、スタッフ一同、心を込めてサポートしてまいります。
皆さまにとって、この秋が心温まる季節になりますように。
そして、日々の中で見つけた小さな“文化の花”を、大切に育てていけますように。
